台湾旅行記
昨日のブログで書いた通り、去年の9月にN君とふたりで台湾旅行してきました。
「どっか旅行行きたいね〜」「震災で台湾さんがすごい助けてくれたからお礼しに行こうぜ!」と、思いつきと勢いだけの3泊4日の台湾旅行がはじまりました。
台北に到着してホテルに向かうバスの中で現地の人が「台湾は夜市が有名だけど、屋台の食べ物は衛生的に良いとは言えない。旅行者の10人中7人はお腹こわします。行くなら最終日がいい。初日に行ってお腹こわしたら旅行たのしめませんからね。」とアドバイスしてくれました。
でもなんて言うんですかね・・・旅行中のテンションって何故か怖いもの無しになりません?ドラクエでいうと「ガンガンいこうぜ」、マリオでいうとスターの無敵状態っていうか・・・。
私はもともとお腹が強い方でして、下すなんて1年に一度あるかないか。むしろ強すぎて便秘がちっていうね。(その情報いらない)
自分のお腹への過信と旅の無敵状態のテンションが重なり、もちろん行きましたよね・・・初日から台北最大の士林夜市へ!!
いいね〜いいね〜このあやしげな雰囲気最高だね〜!
ヒャッハー!!有名な超ビッグサイズのからあげ!顔よりでかい!
テンションが上がりすぎてこのからあげの後、ソーセージをもち米で包んだ食べ物とタピオカミルクティーを完食。
ちなみにN君はもともとお腹が非常に弱いのでドリンクは飲んでませんでした。
ホテルへの帰途でコンビニに寄り、どうせなら日本で見たことないものを買おうと思ってこんなものを購入。
右のゼリーはなんだかわかりませんでしたが、左の飲み物は・・・アスパラガス!
アスパラ味の甘いジュース。想像してみてください。そう、あなたの想像通りです。びっくりするほど不味かったです。
「まっず!これまっず!」とハシャぐ私を横目に、N君は一滴たりとも飲もうとはしませんでした。
いや〜初日から無茶したわ〜と大満足で眠りにつこうとしたその時。
・・・なんか気持ちわるい。
寝れば治るかと思っていたのですが、みるみるうちに堪え難い吐き気と尋常ならざる腹痛に襲われトイレに急行。
私はこれまでの人生で、7歳の時にクリスマスプレゼントでもらったお菓子の家を食べ過ぎて吐いたのと、21歳の時に初めて行ったスキーで無理矢理上級者コースに連れて行かれて転びまくってみんなに置いていかれて最終的にはスキー板をかついでふもとまでおりてあまりにつらくて吐いたのと、この2回ぐらいしか記憶に無いのですが、33歳で新しい記録を打ち立てました。
さとうひろみ33歳 台湾で食あたり
(あ、ちなみに去年の9月の時点なので33歳です。今は花の34歳です☆)
くっ・・・N君は安らかにスヤスヤと眠ってやがる・・・なんで私だけ当たったんだ・・・私だけ食べた物・・・タピオカミルクティーか?アスパラガスジュースか!?思い当たるフシがありすぎるぜ・・・!と、何時間も苦しみつづけ、ようやくベッドに戻れたのは朝4時頃でした。
朦朧とした意識の中、ああ・・・バスで現地の人が言ってたことは本当だったんだな・・・言うこときかないでごめんなさい・・・とつぶやきながら眠りにつきました。
次の日、まだお腹の調子が悪かったので食べ歩きはやめておとなしく故宮博物館へ。
台湾観光といえばここ!というほど有名な博物館で、中国本土の美術品が集められています。
パンフレットの表紙にも使われている、ここで一番有名な美術品をご紹介しましょう。
こちらです!!
白菜のガラス細工です。
・・・白菜・・・うん、白菜だ・・・
そして2番目に有名なのがこちらです!!
豚の角煮の石細工です。
いや、テリッテリで美味しそうだけど・・・確かに素晴らしい細工なんだけど・・・
全力で問いたい。
何故このモチーフを選んだ?
中国4000年の歴史は常人の理解をはるかに越えてると痛感しました。
この博物館は白菜に商戦の全てを賭けているようで、ミュージアムショップには白菜のオブジェ、ストラップ、ボールペンなどありとあらゆる白菜グッズが並んでました。白菜マニアの方は是非!
お昼を過ぎた頃、徐々に体調が良くなってきた私。もともと非常に忘れっぽい性格のため、昨晩の苦しみをすっかり忘れて再びガンガンいこうぜ状態に。
有名なマンゴーかき氷!!ヒャッハーー!(忘れっぽいにもほどがあるだろ)
食べ終わってもお腹の調子は悪くならなかったので完全に調子づいた私は「せっかく台湾来たんだから台湾式シャンプーをやりたい!」と、N君を置いて近くの美容室に飛び入り。
台湾式シャンプーとは、座ったまま髪を泡立てていって最後に写真のように髪を高くしぼりあげる瞬間が最大のハイライトです。この写真を友達に見せたらあまりにもレトロすぎる店内の様子に「本当にそこ台湾?」と疑われました。
ブローしてもらって無駄に髪の毛サラサラになった私が次に向かった場所は日本でおなじみのこちらのお店。
イエス!アニメイト!!(イエスじゃねーよ)
だいたい品揃えは日本と同じ感じです。ここに限らず台北って本当に日本みたいですよ。コンビニなんてほぼ日本語の商品ばっかりですし。余裕で住めますね。
日本のオタク文化がかなり浸透しているようでフィギュア屋さんなどが沢山ありました。
N君のたっての希望でガンダムベース台北にも行きました。
この旅行中でN君の目がこの時一番輝いていました・・・
夕飯は、台湾といえばこれ! 鼎泰豊 (ディンタイフォン)の小龍包!
すっごく美味しかったです!でも日本にも進出してるんですよね鼎泰豊・・・まあ日本で食べるよりとても安いので良しとします!
この日はなんとかお腹の調子は持ちこたえてくれました。
もう治ったんや!よかった、食あたりのひろみはいないんだ・・・!と某CM的なことをつぶやきながら眠りにつきました。
次の日は一番楽しみにしていた九份に行きました!
九份は山の上にある村で、細い路地に所狭しとお店が並んでいます。風情もあって食べ歩きもできてお土産も買えるとっても楽しい所です。
赤い提灯が並んだ町並みが風情ありますね。夜に来たらもっとステキでしょうね〜。
九份は千と千尋の神隠しのモデルになった場所なのではないかと言われているそうです。
豚肉を透明のぷるぷるした生地で包んだ不可思議な食べ物。
生で食べちゃダメっぽい色なんだが・・・ダメだよね?
よくわからなすぎてさすがにこれはスルー。
あと、台湾で有名な珍味といえば「臭豆腐」。字面の通り、マジで臭い。
これが台湾を歩いてるといたる所で売られてるので街中けっこう臭い。珍味とか臭いのとか苦手なN君は臭豆腐の臭いがすると全力で避けていくので写真すら撮れませんでした。
あやしげな食べ物は回避して九份の名物スイーツだという「芋圓」を食べました。
かき氷にタロイモを練って作ったもちもちした物体などがトッピングされてます。ガイドブックでは美味しい!と絶賛されてましたが正直そんなに美味しくなかったです。せっかくなので全部平らげましたけど。ちなみにやはりN君は一口たりとも食べようとはしませんでした。
九份を後にして、何故かまたアニメイトに寄り(行き過ぎだろ)、ホテルへ帰る途中、有名な麺を食べに行きました。
その名も「大腸麺線」。
ネーミングがすさまじい破壊力!イエス!大腸!
・・・まあその後私の腸も破壊してくれることになるんですがね・・・
イエス!食あたり再び!!(いい加減にしろ)
またこの日の夜は初日と同様に朝までトイレコースでした。
N君は全く当たらず・・・何故私だけ・・・思い当たるフシがありすぎて困るぜ・・・!
次の日はもう帰国の日だったのですが、私の体調が悪すぎて何もできずにそのまま空港に行き、帰国しました。
あれ?台湾にお礼をしに行ったはずだったのに、食あたりの思い出がいっぱい。
本当はもっと沢山色んなもの食べたかったな。食い倒れの旅にしたかったんですがね。本当に倒れちゃいましたね。
でもとっても楽しかったです。ひとり旅とかでも気軽に行けそうですね。
台湾のみなさん、本当にありがとうございました☆